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小児はりへの扉

前回のらくみ通信、たくさんの反響をありがとうございました^^
思いの丈を綴ったら多くの方からお返事を頂き、
望外の喜びです。

さて、一日遅れましたが、毎月10日は「子ども・子育て」がテーマ。
ということで、前回の続きは来月1日にお届けするとして、
本日は、小児はりへのきっかけを書いてみます。

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子どもは可愛いけれど、
子育てってこんなに大変なもの?

ゆっくり寝る時間も、自分の時間も削ってがんばってるのに、
夜は寝てくれない、ご飯は吐き出す、イヤイヤキーキーが激しくて、
抱っこばっかり・・・疲れた・・・全然理想と違う!
かわいい、元気。でも、寝ない。よく泣く!もう勘弁してー!

 

私の初めての育児はこんなでした。

肩に力が入りすぎていたのでしょう。

疲れ切る私に、なんで分かってくれないの!と言わんばかりに余計泣く子。

 

そんなある日、仲間の先生が一言。

「こんな時に『小児はりへ』してあげないで、いつするのー?」

 

そうか、今か、と治療を進め、

育児書や小児発達に関する書籍も80冊は読んだでしょうか。

ツライのは子ども自身だ!と気づきます。

 

まだ言葉で表現できない分、泣いて、暴れて、体全体で、

なんかわかんないけど、とにかく不快!と訴えているのだ!と。

 

子どもの気持ちを受け止め始めると、症状も軽くなり、
私自身の気持ちも楽になり始めました。

私には、まさに「まほうのはり」。

 

小児はりをするようになってからは、

小児科にかかる機会もほぼなく、元気と笑顔いっぱいです。

 

子どもが泣くには、ぐずるには理由があります。

 

例えば、「決まった洋服ばかりを着たがる、親が用意した服は着ない」

 

きっと好みの服は肌触りがよく、着心地が良いのでしょう。

こどもの皮膚は大人の半分以下の薄さで、敏感度は倍以上ですから、

大人には分からないチクチク感を感じとっているのです。

 

こんな子は触覚だけでなく、聴覚や視覚も敏感な場合が多いので、

大きな音のするところは嫌いで行きたがりませんし、まぶしいのも嫌いです。

ですから、大きな音の流れるスーパーではソワソワして走り回ったり、

手が汚れるお外で遊ぶのは嫌いだったりします。

こういったデリケートちゃんは皮膚も柔らかで、

ちょっとのはり刺激で大きく変化・改善します。

 

東洋医学はゆっくりじっくり効く、というイメージがありますが、

子どもは大人よりずっと敏感で効果も早く出ます。

 

「何日も続いていた咳がはりをしたらピタリと止まった」

5日間もうんちが出なかったのに、はりの後おうちですぐに出た!」

「毎日毎日夜泣きで夜中に4回も起きていたのに、今朝は朝までぐっすり眠った!」

なんてことが起こるのです。

 

子どものすべての言動には「理由」があります。

まずは原因を見極め、的確に施術し、再発を予防します。

親も子も、体が楽になれば、自然と笑顔がこぼれます。

 

はっ!小児はりへのきっかけのはずが、熱が入り過ぎました・・・

続きはまた来月10日に。

 

梅雨の晴れ間、今日も一日爽やかにがんばりましょう!