私の初めての育児はこんなでした。
肩に力が入りすぎていたのでしょう。
疲れ切る私に、なんで分かってくれないの!
そんなある日、仲間の先生が一言。
「こんな時に『小児はりへ』してあげないで、いつするのー?」
そうか、今か、と治療を進め、
育児書や小児発達に関する書籍も80冊は読んだでしょうか。
まだ言葉で表現できない分、泣いて、暴れて、体全体で、
私には、まさに「まほうのはり」。
小児はりをするようになってからは、
小児科にかかる機会もほぼなく、元気と笑顔いっぱいです。
子どもが泣くには、ぐずるには理由があります。
例えば、「決まった洋服ばかりを着たがる、
きっと好みの服は肌触りがよく、着心地が良いのでしょう。
こどもの皮膚は大人の半分以下の薄さで、
大人には分からないチクチク感を感じとっているのです。
こんな子は触覚だけでなく、聴覚や視覚も敏感な場合が多いので、
大きな音のするところは嫌いで行きたがりませんし、
ですから、
手が汚れるお外で遊ぶのは嫌いだったりします。
こういったデリケートちゃんは皮膚も柔らかで、
ちょっとのはり刺激で大きく変化・改善します。
東洋医学はゆっくりじっくり効く、というイメージがありますが、
子どもは大人よりずっと敏感で効果も早く出ます。
「何日も続いていた咳がはりをしたらピタリと止まった」
「5日間もうんちが出なかったのに、
「毎日毎日夜泣きで夜中に4回も起きていたのに、
なんてことが起こるのです。
子どものすべての言動には「理由」があります。
まずは原因を見極め、的確に施術し、再発を予防します。
親も子も、体が楽になれば、自然と笑顔がこぼれます。
はっ!小児はりへのきっかけのはずが、熱が入り過ぎました・・・
続きはまた来月10日に。
梅雨の晴れ間、今日も一日爽やかにがんばりましょう!