霜月というタイトルながら、明日から師走!
あっという間に今年も残すところあとひと月となりました。
来週は20℃越えという予報も?
温かい師走、となりそうですね。
さて、先月10月28日(日)、 7月から度々雨による延期となっておりました、
「さかいマルシェ」 でのブース出店を無事終えることができました。
3度目の正直!
二度あることは三度ある、にならなくて良かったです(^^;
足を運んでくださった方々、ありがとうございました。
本来は夏の暑さを乗り切るための暑邪除けの儀式として始まったも のなのですが、
10月下旬ながら肌寒いお天気となったため、 お灸にはちょど心地よい空模様。
3才~70代の方まで幅広く「ほうろく灸」を楽しんでいただけま した。
湯上りのようにほんのり桜色になった頬からは笑みがもれ、
「気持ちよかったね~」の声を聞き、ホッとしました。
すぐに熱い!と感じる健康体があれば、
なんにも感じないんですけど・・・という巡りの悪い方も。
お灸の感じ方ひとつで、 その人の血の巡りと気や水分の滞りが分かります。
頭のてっぺんからモクモク煙を出しているのですから、
通り過ぎる人たちも何事か?と足を止めて下さり、
お灸になじみのない方にもよい宣伝の機会となりました。
興味深かったのが、とある6才の男の子。
百会が熱くなると、「ここにやって」と肘のツボ「曲池」 を指差し、
「ここに置くと、ここがすーっとして気持ちイイ」 と今度は肩回りを指差すのです。
まるで経絡人形(ツボが描いてある人体模型)のよう!
この子はその後も、「ここにやって」「うーん、もうちょっと下」 などとリクエストしてくれ、
よく効くツボをそれは見事に感じ取り、表現していて、 ただただ驚きました。
私たちも本来はこんな風に、素直に体が発する、「ここ」 というメッセージを受け取れるはずなのですが、
大きな考える脳が邪魔して(?) 感じにくくなってしまっています。
お風呂などでご自身の体をしっかり触り、圧してみて、 気持ちのよいところや痛いところ、
痛気持ちよいところを探り当て、感じ、 ぐーっと10秒ほど圧してみましょう。
圧している箇所でない、そこから少し離れた場所、 がより効果的です。
例えば・・・腰が痛い人なら、 外くるぶしとアキレス腱の間にある崑崙(こんろん)
「痛み止めを飲んでも、腰の急な痛みが取れない!」 とのヘルプコールに、
崑崙を思い切り圧してみて!とアドバイスしたところ、
「崑崙のグリグリに激痛が走る!腰よりこのツボの方が痛い!」 と返答あり。
それでも激痛の部分を圧して!と伝えたところ、
数時間後、薬は効かなかったのに、ツボ圧しで痛みが取れた・・・ と
びっくりして、報告がありました。
そのくらい、効きます。
肩こりにはおなじみ、肘を曲げてできるしわの先端、曲池( きょくち)。
この曲池、足三里とともに免疫をあげてくれるとても心強い味方。
我が家のこどもたちは、朝起きると手足をめくり、お灸タイム。
お蔭で今年も今のところ皆勤賞です!
肩や首の痛み、顎関節症で悩む、30代の患者さん(女性)に
この曲池と足三里、女性の万能ツボ「三陰交」 を一緒におススメしたところ、
お風呂で圧し、揉み、寝る前にもう一度圧し、揉み、お灸もし・・ ・・
4週間後・・・驚き!!
別人のように肌が美しく輝いていたのです・・・!
誇張ではありません。本当に肌理が細かく、しっとりし、 ツヤツヤ、表情まで違います。
実際「肌きれいね」と周りの人に言われるようになったと、 ご本人が一番驚いていらっしゃいました。
そのくらいツボは内面の状態をよく表すので、
圧して痛い、凹むなどのあるツボを継続して使えば、 大きな効果が出ます。
例年より温かいとはいえ、これから冬本番。
体が縮こまりがちなこの季節、 ツボ圧しやセルフ灸で元気に乗り切りましょう!
2/12(火)10:00-11:30 NHK国立カルチャーセンターにて ツボ講座を担当します。
3回コースのお灸入門クラスと違い、1回完結の講座ですので、
興味がおありの方は是非、足をお運びください。