スマホと眼PART2

大阪を中心とした関西圏の皆さま、地震お舞い申し上げます。
被害・影響が少しでも小さく食い止められますよう、心よりお祈り申し上げますとともに、
余震などで二次被害が起こりませぬよう、くれぐれもご留意ください。
昨日は群馬、その前は千葉で不穏な地震予知のようなニュースがございましたし、
日本列島どこでも、いつでも起こり得る地震、
最大限の備え・心構えでいなければなりませんね。
せめて今晩はゆっくり休まれますように・・・
さて、今月のらく通信でお伝えしたい内容として、
寄生虫と腸内細菌の研究一筋50年の藤田紘一郎先生の講演を聴く機会があったり、
今年も小児はりの大きな講習会を終えたり、
入谷「長國寺」さんにて「ほうろく灸」を受けながらご祈祷して頂いたり・・・
と、書きたいことは沢山たくさんあるのですが、
先月の「スマホと眼」の続きを先にお届けします。
先月号で、スマホ他ブルーライトを長時間浴びる危険性についてお伝えしました。
具体的対策としては・・・
①「20分間VDT作業をしたら、20秒間、20フィート(約6m)先をる」
 アメリカ発の「20-20-20ルール」、20分はムリでも、
 1時間に1回は席を立って遠くをる。
 キーボードやマウス作業時は肩甲骨が挙上した姿勢で固定されており、
 肩こりを起こしやすい状態ですから、
 離席して歩き回ったり、軽く伸びをするだけでも、肩や首周りの筋肉を緩め、
 血流を促進し、脳の疲労をとることにつながります。
②タオルを濡らしてレンジで1分チン → 目の上に
 画面に集中していると、まばたきは通常時の1/3に激減、
 ドライアイの引き金になります。
 (集中=交感神経優位=涙は出にくい)
 レンチンタオルは蒸気の力も手伝い、ドライアイにも効果があります。
 
 勤務後に20分程度温熱療法を行い、その前後で瞳孔とピント合わせ機能を測定したところ、
 手前にピントが合っていた人達が、温熱療法後は遠くまでピント合わせができるようになっていた、
 という実験結果もあります。
 眼を温めることで、脳もリラックス(=自律神経を落ち着かせる)できますし、一石二鳥ですね。
 
③眼球運動とツボ圧し
 
 眼球自体をゴリゴリ上から圧してマッサージをするのはNG!
 40台以降は硝子体が年齢とともに弱くなっていき、網膜を傷つける可能性もあります。
 眉頭には「攅竹(さんちく)」、眼がしらには「晴明(せいめい)」、
 こめかには「太陽」、 頬の上部には「四白」(しはく)。
 これらのツボは圧すと涙の量が増え、眼球を潤してくれます。
 また、横、上、下・・・と眼球を動かすと、眼筋がほぐれますから、
 単純な眼球体操も意外と効果的です。
④合谷(ごうこく)にお灸

 

 何がなくとも、目には合谷!
 合谷は顔面部トラブルの救世主。
 口角炎、口内炎、吹き出物、鼻づまり鼻水、目の疲れに痛歯痛・・・
 合谷バンザイ!

 

 手の親指と人差し指の間の凹にお灸をしてあげましょう。
 
 私が勝手に「足の合谷」と名付けている、
 足の親指と人差し指の間にある「太衝(たいしょう)」というツボも
 目には効果的ですから、手足一緒にすえてあげるとより効果的!
 
 お灸をお持ちでない方は、熱いお湯に浸して温めたスプーンを
 ツボに当てる「スプーン灸」を試しててください。
 これなら職場で目の周りにもできますね(^^)
 
五感の中でも8割が視覚によると言われるほど
眼の負担は大きいもの。
眼が明るくなると、頭もスッキリ、気持ちもスッキリ。
 
梅雨で滅入りがちな気持ちをスッキリさせましょう☆☆