気象病

梅雨にしてはカラリとびっくりするほど過ごしやすかった6月。
ようやくしとしと、紫陽花が美しく映えます。
天候不順でも、5月のつつじがピークを迎える頃には
黄色いヤマブキが華やかさを添え、
6月の声を聴くころには紫陽花がカレンダーをていたかのように
咲くのですから、自然は不思議で、素晴らしい。
 
自然の素晴らしさといえば、
小学校のプール清掃で子供たちがヤゴを捕まえてきました。
プール掃除と理科の観察の一石二鳥、
捕まえたヤゴは我が家にもやってきたのですが・・・
ある朝起きたら、体長2~3センチほどのヤゴが
10㎝近いトンボになってるではありませんか!
夜中のうちに羽化したらしく、残念ながら背中が割れて
トンボが出てくるところはられませんでしたが、
水の中でピョコピョコしていたおチビさんが
事、羽を広げている様は圧巻でした!!
なんだか大人になってからの方が感動します・・・
 
ヤゴは雨が降りそうな湿気が多い日の方が羽化の成功率が高い、
と、とある幼稚園の先生がおっしゃってました。
湿気って生き物に大きな影響を与えるんですね。
 
われわれ人間も同じ。
この時期の乱高下する気圧や湿気で
喘息症状や片頭痛、関節痛の患者さんが増えています。
 
気圧の変化を受けやすい方は、
手首内側のしわから指3本分上がった「内関(ないかん)」というツボをグッと圧してましょう。
今までも何度かご紹介しましたが、ここは酔い止め・吐き気止め・精神安定に効果的なツボ。
気圧の変化による内耳の過敏さを落ち着けます。
シール式の貼る鍼や金属粒をドラッグストアでも購入することができますから、
試しててください。
 
加えて、ぜんそくには
1)左右鎖骨の下をタッピングする、束ねたつまようじでチクチク叩く
2)左右鎖骨の間の凹「天突」をぐぐっと下方に圧す
 (奥に圧すと、ウエッっと来るので注意!下方向へ)
3)お子さんであれば、肩甲骨の間をグッと圧してあげる
 
片頭痛なら、内関に加え、その真裏、手首の外側の外関(がいかん)というツボも
ペアで、内関外関同時にサンドイッチで圧してましょう。
ツーン、ジーンと響く場所を探すのがコツです。
 
関節痛にはお灸が抜群!
痛いなぁと感じる範囲より広めにお灸してあげることがポイント。
膝の痛なら、ももの付け根や足首の辺りなど
圧して気持ちいいところをひとつ二つ加えてあげると効果が上がります。
単純に、シャワーでなく、しっかり湯船につかるだけでも改善しますよ。
 
低気圧が近づくと調子が悪い、という「気象病」には「酔い止め薬」が効く、
とも聞きますから、併せて試してられるのも良いかもしれませんね。
 
ここからしばらくは梅雨本番?
体調管理に加えて、食品管理、衛生管理、カビ対策・・・
意外と忙しいこの時期ですが、
色とりどりの花々や緑に元気をもらって、気持ちよく過ごしましょう!
 
我が家もヤゴ、かたつむりに続きやってきたアオムシがちょうちょになるのを
にしながら、夏を迎えます。